The Wrecking Club

先日NYのオフィスを引っ越しました。
それまではお店と同じビルにオフィスとショウルーム、別の小さいショウルーム、通りを挟んで地下にウェアハウスと3箇所もバラバラに借りていたので、全て同じブロック内とはいえ結構大変でした。今回は全部まとめてロングアイランドシティへ。まだまだ片付いていませんが今のところ順調に動いています。

さて、その引っ越しの際、長年借りていたウェアハウスへ行った時に見つけたのがこれ。
The Wrecking Club
うちのウェアハウスの隣にこんなのが出来ていた。
一体何をするところか?

人間はフラストレーションが溜まるとよく大声で叫んだり、物を投げてみたり、壁を叩き壊したり。これでまあ、スカッとするというか、せいせいするというか。この場所はつまり、これをやる場所を提供してるのです。

事務所の前にあるテーブルにはいろいろな物が置いてあって一つ一つ値段が付いてるのだけど、単純に引っ越しセールかと思っていたら、これが壊して良い物の値段でありました。なんか昔に、コメディ映画でこんな商売があったような気がするけど、まさか本気でこれがビジネスになるとはね。ちょこっとググってみると結構NY以外にもあるらしくて、もしかしたら東京にもすでにあるのかも。

Fight Clubていう映画も秘密クラブが地下にあって、、というシチュエーションだったけど、これも地下で、しかもガーメントディストリクトの雑居ビル。非常に怪しい雰囲気は確かにある。どうやったらこういう商売が成り立つのか、本当に不思議だ。NYという街は面白い。行き所のない怒りを抱えている人、あるいは単純に興味のある人は是非試してみてください。ヘルメットやグローブ、バット、ハンマーなどの装備は全て揃っていて貸してくれるそうです。体一つでNYのフラストレーションを晴らしに出かけてください。

ではまた次回。

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DAIKI SUZUKI 鈴木 大器

DAIKI SUZUKI 鈴木 大器

NEPENTHES AMERICA INC.代表「ENGINEERED GARMENTS」デザイナー。1962年生まれ。89年渡米、ボストン-NY-サンフランシスコを経て、97年より再びNYにオフィスを構える。08年CFDAベストニューメンズウェアデザイナー賞受賞。日本人初のCFDA正式メンバーとしてエントリーされている。