NYメモ

先週はNYへ。なんと数えたら5年ぶり。ご無沙汰しすぎて、戸惑うことばかり。オフィスはマンハッタンからロングアイランドに移ったし、自分がいた頃の倍くらいの人が働いている。オフィスはとても広くなって働きやすそう。ちょうど昨日放送されたNHKの新番組『世界はほしいモノにあふれてる』にその様子が映っていたので、見逃した方はNHKオンデマンド、または23日月曜23:55からの再放送でチェックを。ビームスのバイヤー須藤由美さんの特集で、大器さんも登場してます。

オフィスの近所にあるとても良い雰囲気のカフェで。日本だとこんなことされると恥ずかしいんだけどNYならまあいいか。この店はなんとキャッシュレスだった。日本だと未だにカードを嫌がる店が多いのに、コーヒー1杯からカード決済のみ。その方が会計も早く、その分お客さんとコミュニケーションをとる時間を作れるからとのこと。素晴らしい。

オフィスには地下鉄が便利なので、今回は結構地下鉄も乗った。ロングアイランドと言っても、地下鉄に乗ればマンハッタンから二駅ですごく便利。車内の広告が結構面白い。日本に戻ったら、このミュージアムにも登場しているアラーキーさんのやるせないニュースが。。

5BORO、つまりNY市の中の五つの区(BROOKLYN、MANHATTAN、QUEENS、BRONX、STATEN ISLAND)のこと。これらを走り抜ける自転車ツアー。これは気持ちよさそう。

なんでも美味しい東京で、なかなか本場の味に出会えないのが、メキシカンやプエルトリカン。
なので、NYに行くと決まって食べるのはこんな料理。ヘビーなので注意しながら。。

今回はいくつかの取材や打ち合わせでのNY訪問。最初に伺った、ある方の自宅にいきなりやられた。建物のすべてのハリが古い木で建てられ、それがブロックとタイルと調和して、まさにNYなスペース。そこにオーナーの好きなものだけがレイアウトされ、しかも場所はトライベッカの一等地。参りました。

予備日だった最終日は、車を3時間走らせ自然の中へ。もちろん目指したのは、アメリカンフライフィッシングの聖地キャッツキル。北海道仕込みのテンカラをキャッツキルで炸裂させ、写真に収めようという目論見だったけれど、残念ながら川の神は微笑まず、魚の写真は次回に持ち越し。要さんに行ってもらって実現してもらおう。

その他は、街に出る時間もなく正直どこにも行ってない。ちょうど今出ている『POPEYE』のNY特集で、大器さんがNYの面白スポットを紹介してるので、NY最新情報は是非そちらを。。

キャッツキルからの帰り道、時差ぼけで気を失っていたら、前座席の二人が何やら騒いでいる。眠い目を擦り、窓を開けてびっくり、隣の車に大器さん!ロングアイランドから同じ渋滞に巻き込まれ、同じ場所を目指していた。広いNYで、こんなことが起こる不思議。30分後には、いつもの日本居酒屋
「アザス」で一緒に乾杯。最高な旅のフィナーレ。

TOKURO AOYAGI 青柳 徳郎

NEPENTHES ディレクター。 1970年生まれ。 東京都出身。