モーレネグロの苦味:
モーレネグロ_Mole Negro.
カカオと焦がした数種類の唐辛子に約30種類の材料を混ぜて作るソースをチキンやターキーなどの蒸したものや焼いたものにかけて食べます。メキシコ、オアハカ地方の郷土料理一つです。
色味は真っ黒。
味は、軽い甘味がふわっと広がった後、まろやかな口当たりのソースが、肉の味と塩けに程よく混ざり合い、最後にカカオとチリの辛苦味テイストがじわっと口に残ると言ったか感じでしょうか。
以外と味わい深く良くライスにも合います。
一緒に頼んだメスカルの味にもしっくりした気がします。
カラッと乾燥した空気の中でしっかりと煮込んだモーレは胃袋にグッと入り込み、その食欲をメスカルは、促進してくれたのかもしれません。
12月末、オアハカの午後の太陽光は低くでも力強く差し込み、その日がクリスマスイブだとは感じさせない温かみを放っていました。