太公望

NYの「WALL STREET JOURNAL」と LONDONの「THE TIME」から、立て続けにSOUTH2 WEST8についての問い合わせがあった。どちらもファッションの視点から「釣り」に着目した内容で、下記のような記事になってアップされた。

HOW FISHING WENT HIGH FASHION (YES, REALLY)

HOW FISHING BECAME FASHIONABLE

※全編を読むにはサブスクライブが必要です。

日本伝統の毛バリ釣り「テンカラ」をテーマにしていることが余計に新鮮に見えるようで、海外のオーディエンスからの反響は確かにいつも早かった。SOUTH2 WEST8でやってきたことが、いよいよ海外でもリアリティを持ちそうな嬉しい予感。と思っていたら、国内でもやたらとこんなニュースや記事が目に付くようになってきた。

“空前の釣りブーム”で思わぬ事態招く…

ブーム到来中!釣りデビューをしよう! – じゃらんnet

コロナ禍が追い風でアウトドア業界が活気を取り戻したという話は関係各所からよく耳にしていたし、実感もしていたけれど、“空前の釣りブーム”とはこれ如何に!?

もちろん自他ともに認める太公望の手前どもとしては、こんなに面白いことをやらないのが不思議なくらいで、ようやくブームが来たかと余裕綽々に構えている、というのは偽りで、本当は話せる仲間が増えそうだと小躍りして喜んでいる。

そんな中、ちょうど女性誌『GINZA』さんからも取材があり、内容はなんとやっぱり「釣り」。発売中の『GINZA』12月号メンズ服の可能性で「テンカラ」について少し話をしました。是非ご一読下さい。

ダメ押しで、ついこの間なんとなくテレビを見ていて始まったNHKの番組『ヘウレーカ』も題材がまた「釣り」。。こうなってくると逆にちょっと嘘っぽく感じたくらいだけど、その内容が素晴らしかった。論文や専門書以外で「警報物質」についてあんなに分かりやすく説明したのはテレビ番組史上初なのではなかろうか。読んで一応は納得していたことも、ちゃんと動画で観ると説得力が全然違う。

「釣りは科学でうまくなる?」
三密が避けられる趣味としてブームが再燃しつつある釣り。

そういう意味でもYouTubeの影響力は凄まじい。気が付けば自分もいつの間にか、テレビよりYouTubeを観る時間の方が長くなっている。例えば、目的地の雰囲気や、道具の使い心地、スポーツの動きなんかを知りたい時なんかは、動画の情報量に勝るものは無い。もちろんファッションでも面白いコンテンツがたくさんあって、勝手にうちの服を解説して宣伝してくれてる国内外のユーチューバーの方々にびっくり。観ていると、YouTubeにはYouTubeなりの見やすさやリズムがあって、とても勉強になる。

弊社唯一のオフィシャルYouTubeチャンネル「SOUTH2 WEST8 TENKARA SESSION」でも、つい先日最新ムービーがアップされました。北海道の各地で撮影してきたSOUTH2 WEST8ならではの「テンカラ」を是非ご覧ください。

釣りの話なので触れない訳にはいかない、漫画界の巨星、矢口高雄先生の逝去。自分が持つ「北海道」に対する憧憬の源泉となったのが、小学生の頃に読んだ矢口先生の代表作『釣りキチ三平』だった。そして、数十年経ったいま、その初期衝動に突き動かされて川に立つ。俯瞰してみるとちょっと怖いくらいの影響力だ。矢口先生の背景が好きだった。好きな漫画家は皆背景が美しい。年齢を重ねるごとに、尊敬する先人がこの世の中からいなくなることが続きます。生まれたすべての人に訪れる約束事。奇跡の星の不思議なエネルギーの循環。自分が屍になるときは、他の生物の栄養になって欲しいなあ(少し本気)。

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TOKURO AOYAGI 青柳 徳郎

NEPENTHES ディレクター。1970年生まれ。東京都出身。