六本木にて

塩田千春展:魂がふるえる

夜の街に灯る部屋の窓明り一つひとつに、その数だけの人生がある。その一つひとつが目的地探しの旅に出る。その旅が長いほど、嫌でも自分と深く向き合うことになる。早いうちに一回そういう経験をすると、生き方もシンプルになる気がします。塩田千春展を観て、自分が生きてること自体が不思議で、とても説明がつかないことをまた思い出した。でも、きっとまたすぐ忘れてしまう。川を遡上する魚や中央分離帯の植物を見ても、同じようなことを思っては忘れる。覚えてても、酒を呑んで忘れたりするから困りもの。塩田さんはきっと忘れない。見習わねば。。

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TOKURO AOYAGI 青柳 徳郎

NEPENTHES ディレクター。1970年生まれ。東京都出身。