京町堀

TIMEWORN CLOTHINGの邊見さんからブックが届いた。自身で制作されている『TALES OF TOMORROW』。作る服と同じように、手塩にかけて作られたことが手に取るだけで分かる。とてもかっこよかった。ファンには堪らない一冊だろう。表紙に印刷された”INDEPENDENT SPIRIT”、その言葉が全てを物語る。NEPENTHESと共通する信条だ。

実は先日会った際に、北海道で地震にあった話をして驚いた。なんと邊見さんも同じ日にたまたま札幌にいて、違うホテルで地震にあっていたというのだ。マジでっ!?という話になり、そのまま清水さんも誘って飲みに出かけて痛飲してしまった。それにしてもなんという偶然だろう。自分たちは地震のあと札幌から車で旭川へ行き、邊見さんは富良野へ。そして結局、同じ日に札幌へと戻ってきて、千歳空港から東京へ帰ってきていた。不思議な縁。

ブックの表紙裏には、見開きでブルドッグの置物のコレクション。

邊見さんの愛犬はフレンチブルドッグ。自分が飼っていたのもフレンチ(享年13歳)。

それはいいとして、注目すべきは写真の上にある文字。 センターのTIMEWORN…の下に、COMING TO OSAKA – OCTOBER 2018。

そう ! これはつまり今年10月に大阪店をオープンするという意味で、実はもう先日めでたくオープン済み。そして、なんとその場所が NEPENTHES OSAKA のすぐ近く。京町堀から靭公園に通じる道の角で、うちと同じように公園に面した立地。つまり、うちの店とは一つ筋違いの角。前はカフェだった場所で、うちの開店前に立ち上げ社員の面接などをさせてもらっていた思い出のある場所だ。これもまた何かのご縁。相変わらずメディアを使った告知などはされてなかったので、今頃現地では驚いている人も多いと思う。京町堀は本当に良い場所。また一つ強烈な個性が加わって嬉しい限り。

震災後、ご存知の通り北海道は観光客が減って苦しんでいる。しかし、いつどこで地震が起きてもおかしくないのが日本という国。チケットが激安の今が実は北海道旅行のチャンスとも言えなくもない。来月には『BRUTUS』の札幌特集も出るので、北海道未体験の人は是非この機会に。札幌のオススメは、SOUTH2 WEST8の店でスタッフに聞いてもらえれば何でも教えてくれます。

そういう自分も明日からまた北海道。紅葉の川でのムービー撮影が待っている。幸い天気予報は快晴続き。時差ボケが残っているのも、早朝撮影にはかえって好都合。久々の温泉も楽しみにしつつ、NYから戻ってそのままの荷物を整備していると、どこからともなく川音の幻聴が聞こえて、レンズから覗いた風景が見えてくる。アーバン・アウトドア・ライフ、旅はもう始まっている。

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TOKURO AOYAGI 青柳 徳郎

NEPENTHES ディレクター。1970年生まれ。東京都出身。