短い短い秋が進行中。
夜は冬の匂いがしてきた。
先日窓の外眺めてびっくりしたザ・秋の空。
時空が歪んだかのような見事なウロコ雲。秋の象徴。

小林さんの森にお邪魔した。
深い森の中に突然現れる構造物。
バックミンスターフラーの思想、森で暮らしてみるという思想。
この地球上で
僕たち人間が生活することはとても忙しく、とても慎ましい。
都市で暮らす日々の中でいろんなことを忘れていっていることを
あらためて気付かせてもらった。

チリひとつない空に
チリひとつない空のそのまた向こうの宇宙に
カラダの中のいろんなものが吸い込まれていくような。
ランプなんていらなかった。
月の光の中で眠った。

東京に戻って届いていた2冊の本。
芦澤一洋さんの本が復刊したことを松浦弥太郎さんに教えてもらい
興奮しながらすぐに注文していた。

「アウトドア・ものローグ」
「山女魚里の釣り」

ネペンテスの青柳徳郎さんにお声がけいただいて作り上げた
「特集：芦澤一洋〜芦澤一洋を知っているか？」。
芦澤さんの思想や言葉は、時間を超えていま、都市に生きる人たちに
間違いなく沁み込んでいくはず。

復刊を決めたヤマケイ文庫に心から拍手を送りたい。
拍手どころか、両手をあげて万歳です。

芦澤一洋さんを知らない方は、まずはこの特集を読んでみて欲しいと思います。