#28

30,000日。

ひとがおおよそ生きられる日数なのだそうだ。

まだまだやることあるから
でも仕事ばっかりでモヤモヤするから
ほんのちょっとだけ
と入ったいつものお店で
たまたま隣に座った人が話してくれたこと。

話をしてくれた彼はある日、
いろんな「何日目」を算出した。

そして、人生の3分の1、つまり
生まれて「10,000日目」を割り出した。

「10,000日目」のその日、彼はそれまでやってたことすべてをやめて
自分の思いに素直に、日本を飛び出した。

そこで彼は出会い、見つけた。
心の底からこれだ!というものに出会った。
出会ったものを、大好きな日本に持ち帰り
今、彼はそれをみんなに知ってもらう努力をしている。

お金はあとで考える。
死に際に、自分の人生がそれでよかったと思えることをやりたい。

13,000日とちょっと。
自分が生まれてこれまで生きてきた日数。
なるほど人生の三分の一は知らず知らずに過ぎていた。

おとんとおかんに生んでもらって13,000日と少し。
いろんな節目に、カウントを。

彼が日本に持ち帰った
とんでもなくうまいグァバベリーのラム酒をロックで頂きながら
今日もいい日だ、と
感謝したのでした。

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A.D.O 亜童

A.D.O 亜童

フリーランスの編集者、ライター、ディレクターとして雑誌やWEB、広告、映像のディレクションをつとめる。昨年、自身のクリエイティブ・カンパニー「E inc.」を設立。新たなコミュニケーションを模索中。人生一度きり、の思いを掲げ、自らのお尻を叩きながら前へ前へ。鹿児島出身、目黒区在住。
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