新年明けましておめでとうございます。
去年もたくさんの事が起きましたが、やっぱり3月の東日本大震災が一番心に残る悲しい出来事でした。イギリスでは4月にロイヤルウェディングがありました。おめでたいニュースに国民全員の顔に笑顔がこぼれた一日でした。
そして今年2012はロンドンが一番盛り上がるオリンピックの年です。オリンピックを経験した事がないので、いったい町中がどのようになるのかが、あまり想像できません。友達の会社のある部署では、ホリデーをオリンピック時期にとらないといけないという指令がでたようで、これはオリンピック時期にロンドン市民のコミューターを減らすことによって、混雑を避けるというのが政府の目論みだそうです。その命令がでた部署で働く彼女は、10月の友達の結婚式にあわせてホリデーを取りたかったんだけど、融通がきかなくて、友達の結婚式には参加することが出来なくなったそうです。なんて可哀想な話なんでしょう。
ロンドンがどのようになるかはすごく興味はあるし、オリンピックの時期にその開催都市にいられるという事はすごくラッキーなことだとは思うけど、実際住んでいるところが東ロンドンで、最寄りの駅はオリンピック会場から3つ目。となると、ロンドンの中心街からオリンピック会場に向かう電車は常に込み込みで私はその電車に乗らないと行けない事になる。そういうふうに考えると、ちょっとロンドンから離れたくなる気もする。
話はかわり、忘年会ということで、友達とアイススケートに行った。毎年クリスマスの時期になるとハイドパークのウィンターワンダーランドと、ロンドンナショナルミュージアムの敷地内、そしてサマセットハウスにアイススケートリンクが設置されます。13年ぶりのアイススケートだったから滑る事ができるかちょっと心配だったけど、一度も転ばずに滑ることができた。映画でよくみる、野外に大きなクリスマスツリーがあって、その横に可愛らしいスケートリンクがあるようなシーンに昔から憧れていました。そんな映画のシーンに出てくるようなスケートリンクで、たくさんの木に飾られたクリスマスライトの下で滑るのはとってもロマンティックでした。でも一緒に滑っていたのは女友達だったので、あまりロマンティックでもなかったんだけど。
忘年会や忙しい年末が終わって、新年。そう新しい年の始まりです。小さい頃は毎年、新年に両親がファミリアの洋服と靴を買ってくれてました。その新しい装いで、お墓参りと、初詣と、親戚のお家にいって新年の挨拶をする。心も体も新しく切り替えて、なんだかとっても気持ちがよかった。学生になってからは友達とクラブでカウントダウンすることが普通になり、そしてロンドンに来てからは、仕事始めが2日からなので、なかなか長い休みが取れないから、一度も新年に日本に帰った事がありません。ロンドンでの年越しはいつも友達と過ごしています。久しぶりにあの小さかった頃の家族で過ごすお正月をもう一度してみたいです。
とにかくそんなかんじで、新しい年はどのような年になるのか、
良い事がたくさん起こりますように、と祈っております。
みなさまにとっても素敵な一年になりますように。
今年も宜しくお願い致します。
宮迫 亜矢 AYA MIYASAKO
1998年渡英。
ロンドンを拠点にフットワーク軽く世界を飛び回り、ホーム&
アクセサリー
デザインの分野でディレクター、コーディネーターとして活躍中。京都出身。