葉月

気がつけば八月。 どうにか開催に漕ぎ着けたオリンピックのお陰で、 毎晩エキサイティングな熱い夜を過ごせている。 でも、 それが暑すぎなのだ。 特に北海道の気温の高さには驚くばかり。 ひと昔前はクーラーさえあまり普及してないなかった北の大地。 先月から河川では酸欠になった魚たちが、 腹を見せて流れてたという話まで耳にする。 本州でも低温域にしか住めないイワナの生息域は年々狭くなっているそうだ。 クーラーのない野生動物にとって、 この気温変化は厳しい。

東京はムワッとした熱帯夜の連続で、 さぞかし生ビールが売れるだろうと思いきや、 あいにくの販売規制で居酒屋も意気消沈。 夏の研究課題は「家で缶ビールをいかに生っぽく飲むか」 に決まった。 私のお勧めは、 冷凍庫で凍らせたジョッキで飲む方法。 イージーかつ失敗がない。 今のところこれを超えるメソッドは無し。

さて、 店頭では秋冬コレクションが立ち上がって、 連日NEPENTHES別注のスペシャルアイテムのリリースが続いています。

有りそうで無かったクルーネック。

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涼しげな半透明が夏にぴったり。 どちらも大好きな色目で悩ましい。

どちらも今週末8月7日のリリース。 その他にもニューアイテムがリリース予定で、 熱い週末になりそうです。

そして、 たくさんの方々に登場いただいた 『NEPENTHES in print』 の新刊もただいまプリント中。 NEPENTHESが注目するあの人やこの人の、 ライフワークや趣味の世界を特集した 「for ME, MYSELF AND I」 の第三弾。 こちらは8月16日から発売の予定。 ご期待ください。書店やショップのご担当者の方で、 本誌のお取り扱いにご興味のある方はこちらまでご連絡ください。

表紙左上の写真は、 柄本佑さんの取材場所のひとつ神田の甘味処 「竹むら」 さん。 暑い昼間は、 ところ天。 いや、 あんずあんみつも良い。 新しいサングラスならクリームソーダも気分で悩まされそう。 表紙を見るたびに、 取材に参加できなかったことが心から悔やまれる。 早い所はせ参じてムラムラを解消しなければ!

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TOKURO AOYAGI 青柳 徳郎

NEPENTHES ディレクター。 1970年生まれ。 東京都出身。