パパはね。。ずっと前からココに来たかったんだ。竹富島だね。天気は相変わらず悪かったね。レンタサイクルで島を廻ったね。竹富島に来たらやっぱりコレは外せないよね。水牛車だね。一緒に乗ってしまうと写真が撮れないからパパは水牛車を追いかけたり、追い抜いたりしながらキミを撮影してた。かなり不審な人物だと他の乗客の皆さんは思ってたみたいだね。笑 まあ、いつものことさ。水牛車に揺られながら二人で楽しそうだったね。パパの方を見て二人で笑ってたね。何の話をしてたんだろう?
ビーチにも行ったね。今にも雨が降り出しそうな怪しい空だったけど、それはそれでキレイだったね。なんだかこの世のものとは思えない風景だったな。ビーチから移動する為に自転車に戻ると、カゴに入れていた「サーターアンダギー」が無くなってたね。目の前の看板には「カラス注意!」なるほどね。笑
西表島にも行ったね。ここはジャングルみたいな島だった。ここではトレッキングをしたね。スタート地点まで船で連れて行ってもらったね。そこからゴール地点の「カンビレーの滝」までのコース。想像以上に過酷だったね!ジャングルの中をズンズン歩いた。ジュラシックパークの世界だったね。パパは自然が好きだから最高に楽しかった。
前日までの雨のせいで足下が悪かった。キミの長靴がハマってしまいそうな場所はパパとママが抱っこしてあげたね。その他はちゃんと全部自分で歩いたね。とてもキツかったと思うんだけど、キミは全く泣き言を言わなかったね。偉かったぞ。心臓が悪いから、やっぱりちょっと甘やかしてきたね。パパはそれが心配だった。でも、キミはしっかりと強い意志を持った女の子になってくれた。
水の音が聞こえて来た。ゴールだ。カンビレーの滝。やっと着いた。。そしたら雨が降り出した。ゆっくりと休むこともなくまた来た道を引き返した。帰りの船の時間は決まっている。逃したら大変だ。ちょっと焦りながらジャングルを突き進んだね。なんとか間に合った。
レンタカーに戻るとキミはすぐに寝てしまったね。4時間ずっと山道を歩いたんだもんね。お疲れさま。パパもママもすごく嬉しかったよ。しばらくして目が覚めたキミにパパは言ったね。「マユはパパの誇りだよ」って。キミは「ホコリは掃除機でキレイにする。。」とか何だか訳の分からないことを言ってたけど。笑 パパはいつでもキミの目を見て伝えたいことを言葉にする。「生きててくれてありがとう」は毎日のように伝えてきたね。
パパはね。。あまり自分が写ってる写真は持ってない。今回の旅ではこの一枚だけ。東京に戻る日に空港からそんなに遠くないビーチに行ったね。地元のお兄さんが教えてくれた誰もいない名も無きビーチ。帰る日だけは天気が良かった。笑 そんなもんだよね。少しだけガイドブックで見ていた石垣島になってくれたね。
三脚も無いし、シャッターを押してくれる人は誰もいないから流木にカメラを乗っけてセルフタイマーで撮影した。ピーピー鳴ってる時って笑顔が難しいよね。そしてガシャン。相変わらず豪快なシャッター音。この音が胸に響いて旅の終わりをみんなで感じたね。さあ、東京に帰るぞ。
空港では毎回スーツケースに乗りたがるね。ママがお土産を買い物をしている間にパパとキミはスーツケースレーシング。コレも数年変わってないね。でもきっともうすぐコレに乗れなくなる。ママと買い物をすることを選ぶようになるんだろうね。当たり前のことなのに悲しい。
満天の星を見る為に山奥の宿にしたのにずっと雨で星空は全く観られなかった。すごく行きたかった波照間島にも天候が悪くて行くことができなかった。。
でも楽しかったね。うん、楽しかったよ。
あ、そうそう、キミの「反抗期」ね。。。ちょっとマシになった気がするよ!