向き合う時間:

奥さんの出張のため、2週間ほど娘たちと犬二匹と向き合う時間が始まっています。

上の子は小学校3年生ながら、毎日、僕に対して難しい質問や悩みを伝えてきます。 どのように難しいかというと、担任の先生との対応の仕方、性格の合わない学童保育の先生との対処の仕方、気が合わなかったりうるさい同級生との向き合いかた、恋人同士(まだ小学校3年生です)の子達の別れ話、それに順次て自分はどっちの味方についたら良いかなど、まあようするに大人と同じような悩みを小学校のクラスの中で対面しているということですね。学業的なことで質問された方が、どれだけ簡単かということをずっしりと感じます。真剣な顔つきで質問してくるので、やはりこちらも真剣になって返答していくのですが、やはり相手は小学生、なかなか理解に苦しんでいるようです。ふと自分が小学3年生だった時のことを思い出しますが、内容が少し違う気もしますが、同じような悩みがありました。しかしながら両親にそんなことを打ち明けたことなどなかった気がします。このような質問を今になって自分が受け、答えを見つけ出そうとするなんて、やはり人生巡り巡ってどこかで問題を解決しないといけないのですね。ここは自分の勉強と思って考え、一緒に答えを探す努力をしたいと思います。

下の子は元気いっぱいですが、彼女の気持ちを満たすにはやはり食べ物を常時用意しておかないといけないようです。栄養が偏らないように美味しい食べ物をキープするのはやはり手がかかります。日頃から献立は考えていますが、前の日から、明日、明後日の献立を考えるのはこんな時のみですね。これもチャレンジ、頑張ります。

犬たちは、年長者は16歳になります。耳も弱り、目も見えなくなってきていますし、足腰も弱っています。散歩には出しますが、やはりそんなに歩けません。寝起きなどは足が立たなくなってきているので、さっと抱えて出してあげます。そんな時、こんなにも身体が軽かったかなあと、その体重の軽さが自分の気持ちに刺さります。できる限り、食欲を減らさず、長生きしてほしいものです。

若い方(12歳くらいだと思います)は、なんだか何も考えていないように本能のままに生きているので良しとします。(彼は大丈夫です。)元気いっぱいです。

通常、二人で感じていたり対応している問題や状況も、一人でこなしていくのはやはり大変だなあと実感します。

我が家ではお母さんの人気は壮大なものがあり、僕には日頃させてくれないことが多くあるのですが、子供達も母不在の今は僕にそれらを委ねてきます。

そんな時に見せる表情や感情は、普段、僕にはみせてくれないもののような気がします。
なんだかちょっと得した気がします。

AKIRA YAMADA 山田 陽

AKIRA YAMADA 山田 陽

フォトグラファー。 1998年よりNYをベースに活動。 近年は東京との往き来も多くなり、 雑誌、 カタログ、 広告の撮影に携わる。 次回の展示の製作開始。
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