100:

100回、物事を続けるのはなかなかのことです。

ディレクターの青柳さんからお話をいただいて始めたコラムですが、日常の生活や仕事、見てきたこと、感じたことを自由に書いてみてほしいと、ざっくりとした自由をいただき、書き進めてきました。
これからも精進して頑張っていきたいと思います。

共感出来ること、反論したいこと、いつかお会いした際にでも一緒に吟味させていただけましたらと思います。

6月末から、子供を連れて帰国しております。
長女は、友達とアメリカのキャンプに行きたいということから、奥さんと8月の中旬までアメリカに残っているため、次女だけを連れて、おじいちゃん、おばあちゃんのお家に。

日本語力向上には夏の長期、日本滞在は不可欠なものとなっているので彼女もこの夏でしっかり上達して(おそらく英語を忘れて)アメリカに帰国することになると思います。
ホームシックにもならず、なんだかたくましすぎる次女。
スカイプにもでてくれないです。

僕は、帰国早々、東京にてお仕事をさせていただいております。
夏の帰国を数年続けていると、そろそろ僕が帰ってくること覚えてくださっている方々がいてくださって、数年越しのお仕事や食事などもできたりしています。

この数年、帰国のたびに北海道に行く機会をいただいております。
今回は、旭川へしかもほとんど同じエリアへ、2度も行く機会に恵まれました。

1度目の訪問。
美味しい空気をお腹いっぱい感じれる旭川。
非常に暑い天候にびっくりしながらも、大物を狙いながら川へ山へ自然の中を移動してきました。
セイコーマートのアイスクリームを要所要所ではさみながら。こちらは、ブルータス8月16日発売
(Hello,nature,自然写真入門)をみていただけましたらと思います。

2度目は、1年越しの計画。
大雪山で行われるウルトラトレイルレースへの参加でした。
S2W8のスタッフには、トレイルランナーが二人います。
二人とも根性のある素晴らしいランナーです。
彼らと初めてお会いした際に、北海道のレースでは大雪山が一番素晴らしいと教えていただき、期間がちょうど、夏ということもあり、帰国時期と重なると思いましたので、半年前にエントリーしました。距離は、80キロ、今までの最長距離が60キロくらいでしたので、20キロほど未知の世界へ挑戦。 通常の走り込みはNYで済ませてきました。 最後の3ヶ月は調子良く身体の調整もうまくできていたので、良い状態で北海道へは迎えました。 日本帰国後は、都内でのロードラン練習はせず、水泳と週末に時間を作って、箱根、鎌倉、長野の山へ走りにいってきました。特に長野での高所の急勾配を上り降りする練習は死ぬかと思いましたが、やっておいてよかった練習でした。

2回目の訪問。
旭川、白滝。
今回のレース会場付近には、コンビニ、お店、宿泊施設、車で45分圏内に何もありません。
どのようにこの街が成り立っているかという疑問にかられながらも、レースエントリーを済ませた後、綺麗な川へテンカラ釣りをしに。

午前3時半レーススタートのため、早めに釣りも切り上げ、キャンプ場へ。
テントを張り、スーパーで買っておいた夕食を食べ、ラッキーなことに暖かいシャワーも浴びることができ、就寝。

午前1時半起床、体を目覚めさせ、食事、そして一番大事なトイレを済ませ、いざスタート会場へ。

2週間前におとづれた旭川は30度越えの恐ろしい温度。
昨年のレース日の温度も同じくらいだったようで、初めの関門に到達するまでに7割の方々が失格になったようです。

そんな不安は感じさせない、ちょっと涼しい霧雨混じる霧の中、なんとも北海道的な最高のコンディションのスタート。60キロのロード、林道コース。淡々と走っていくこの距離に何度も心を折られそうになりながら、、とうとうたどり着いた山岳地帯入り口、ここから20キロ。一気に1800メートル登りそして一気に下っていくというコース終盤。

初めのロードで、切り株にぶつけた際に右足親指の爪がおかしくなったなあと思いつつ。
山登りコースへ。
この”平山”、本当に気持ちが良いです。
少し登ると足元には高山植物が咲き乱れ、綺麗な湧き水があちこちに。
山のピークに差し掛かったところから、30分間は走行禁止区間、皆30分間使って歩く区間があります。 この間、足元に続く植物はカメラを持ってもう一度行きたいほど、変化、植物の種類に富んで、綺麗でした。

そこから、何度か心臓破りのピークを超え、一気に下りへ、爪がおかしなことになっていたので、ここからの下りは自分との自問自答が何度も続きます。全身を自分で問診しながら、痛い部分はどこか、傷ついているばしょは、まだまだ走れるのかと。答えは、簡単、爪は痛いけどそのほかはいけそう。

くだる、くだる、これでもかとくだる道が本当に終わらないのです。
右に左に、下へ下へ。
自分の問診では、足の爪全部だめかなあって思っていました。

スタート会場であるスキー場のリフトが見えてきてからも、くだりは終わらず、1個目のリフトが終わったので、そろそろゴールかと思いきや、、なんと別のリフトがそこから始まっているではないですか、、濃霧も重なって先はあまり見えない中、ひたすらくだる。

気持ちは乗っていたので、しっかり走っていました。
2個目のリフトが終わって、とうとうゴールだと思い、よりスピードを上げた瞬間、左足が完全につってしまい、これはもうだめかと思ったら、なんとそこに応援のおばちゃんがいて、ゴールまであと30メートルだよって!それは走るでしょ、走らないと。一気に駆け抜けたゴールは、ケントさん(S2W8店長)も写真を抑えられなかったほど、駆け抜けてしまいました。

トレイルレース、3度目、80キロ完走いたしました。
身体中、ドロドロの中、着替えの際に足をチェック、やはり爪だめでした。
左4本、右2本、爪が取れるかな、、、現状、まだついています。
そんな、状況をトレラン仲間は勲章といってくださいましたが、、、。

本当に素晴らしいレースです。
大自然を感じ、空気とマイナスイオン、熊の気配を感じながら走るには最高のレースです。
80キロ、40キロ、15キロとあり、40キロの山を中心にしたコースに参加するのも最高かも。
http://taisetsuzan-ultratrail.com

レース後、次の日から始まった、、、お仕事はレース同様、いっぱい山を迎えていますが、自分で問診しながら走り続けております。(今ここです。)

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AKIRA YAMADA 山田 陽

AKIRA YAMADA 山田 陽

フォトグラファー。1998年よりNYをベースに活動。近年は東京との往き来も多くなり、雑誌、カタログ、広告の撮影に携わる。次回の展示の製作開始。
Website : www.akirayamada.com
Instagram : akirayamada