太陽の光を近くに感じながら:

雪が降り積もる街を後に、太陽を体にたくさん感じれる街へ行ってきました。鎧を外すかのように、オーバージャケットとインナーダウンを脱ぎ、ズボンの裾を久々に二回ロールアップしてみました。風はカラッと少し埃っぽく、1月の終わりにまだ夏の匂いがこの街にはしていました。

そんな温かさに体は順応できないのか、なんだか風邪っぽい気がしてきました。アレルギーではと自分を騙そうとしてみたものの、なんだか咳が出てきました。しかしながら最高の天候とロケーション撮影は続いていきます。街中に、溢れるフレッシュジュース屋さんで身体にエナジーを注いでみると身体もまだそれにこたえてくれるようです。

絶対的な光量の多さにシャッターを切るたびに驚かされて、写真を確かめるたびに気分が良くなる気がしました。

画面上の満面の笑みが街とマッチしているようでした。

太陽が沈みだすと真っ赤な光が西側の空を覆い、サンシャインシティから光が消えていきます。太陽が沈むと自分の所在地がより分かりずらくなる気持ちがするのは、僕だけではないはずです。

すべての撮影がすみ、東行きの飛行機に乗り、NYへ戻ってきました。到着すると街は早々に暗闇に包まれていました。タクシーでの帰路、目の前に浮かんだ摩天楼の光は、極寒の街を暖かく照らしているように感じ、少し笑みが出ました。

家に帰ってきました。

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AKIRA YAMADA 山田 陽

AKIRA YAMADA 山田 陽

フォトグラファー。1998年よりNYをベースに活動。近年は東京との往き来も多くなり、雑誌、カタログ、広告の撮影に携わる。次回の展示の製作開始。
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