アイデンティティ:

日本からアメリカに移ってきて、いつの間にか長い年月が経っています。
僕は自宅では日本語を家族と話しています。
しかしながら、子供達は地元の学校に通っていますので、通常は全く日本語に触れていません。
長女は油断をすれば英語を喋り始めます。
その都度、日本語を喋ろうよって、僕は注意をしていますが、これって本当に良いことなのだろうか?と自分に問いかけています。

彼女はアメリカで生まれ、学校に通い生活をしています。
僕がランドセルしょって、名前が大きく書かれた体操着をきて、前ならえをしていた時期に、言語を二つ喋り、右っていったら左にいく的な環境の中で毎日を過ごし、世界にはたくさんの人種と言葉が溢れている事を身体で感じている彼女に、僕が個人的な要求のような事を伝えてよいものなのでしょうか?

この答えを日々模索しているのですが、結果的に1つの答えが定まりません。
しかし現時点で僕の考えの中の一つに、僕自身が感動したり、体験したりして身体にしみ込んできた日本文化や風習を良いかたちで、彼女に理解してもらえたら、自然と彼女の興味が日本の言葉や文化に向いていくのではないかと。

温泉に入ったり、山に登っておにぎり食べたり、空いっぱいの花火をみたり、縁側でスイカ食べたり、いろいろ試してその中から ”私って” ていうアイデンティティを少しづつ探り当ててくれたら最高に嬉しいです。

夏休みが始まります。

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AKIRA YAMADA 山田 陽

AKIRA YAMADA 山田 陽

フォトグラファー。1998年よりNYをベースに活動。近年は東京との往き来も多くなり、雑誌、カタログ、広告の撮影に携わる。次回の展示の製作開始。
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