つなげていくと:

被写体と時間を共にして、会話に参加させて頂いたり、動きの中でその場面を切り取っていく機会が多くあります。もちろん、初めてお会いしてさっと数分で撮影を済まし、挨拶をかわして去っていくなんて事も多いのですが、そんな数分の撮影も同じ被写体と何度も顔を合わせるようになってくるとまた別の意味でのつながりがみつかります。

ポートレイトに関しては、時間を共にして最終的にとった際の写真は全く別のものに僕には見えます。それが写真として、観てくださる方に伝わるかどうかは別として編集をしている段階で自分の中につながってくるストーリーは、しっかりとしたものに固まっていきます。光、色、空気感、しゃべり方の癖、そこに流れる音、匂い、なんだか伝えたいものが溢れてくる気がします。

そうなると映像なのでしょうか?と自問してしまいますが、場面を切り取る作業を繰り返し、つなげていく事でその人なりのストーリーが伝わる1枚を見つけ出すことで、スティルの世界もどんどん広がっていく気がします。

数分しかもらえない撮影現場での緊張感や高揚感は、何ともいえず、、手に汗握るといった際に、どの程度自分にできるのかというのを実感できる時でもあります。

1枚だけとって良いよ!なんていう被写体をとる際は指が震えていたりするかも知れないですね。

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AKIRA YAMADA 山田 陽

AKIRA YAMADA 山田 陽

フォトグラファー。1998年よりNYをベースに活動。近年は東京との往き来も多くなり、雑誌、カタログ、広告の撮影に携わる。次回の展示の製作開始。
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