LONDON MINUTES

by AYA MIYASAKO

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2019.02.01

Anni Albers

先週パリから帰ってきて、その週末に髙島屋セレクトショップ「スタイル&エディット」バイヤーの長尾悦美さんがロンドンに来られて、ロンドン半日デート。 Maltby Street Marketでランチした後にFlat Iron Squareのヴィンテージマーケットに寄り、その後にテイトモダン、という散歩コース。ちょっと小雨降ったり、風が冷たくて寒かったけど、最後のメインコース、私たちが行きたかった、「Anni Albers」のエキシビションにたどり着きました。最終日の前日でギリギリセーフ。Anni Albersはドイツのテキスタイルデザイナー。彼女は1922年からBauhausに入学。当時Bauhausでは女性禁止科目があった為、唯一女性が利用可能だった織物のワークショップに渋々通い始めます。通っているうちに予想以上にハマった彼女はどんどん織物のテクニックを習得し自己流の手法、パターンを屈指し、素晴らしいテキスタイルをたくさんデザインしました。 微妙な色使い、模様、糸の種類、糸以外の素材を使ったものなど、センスの良い作品ばかりで見惚れてしまう。過去に織物は何度か挑戦した事がありますが、簡単そうにみえてとっても難しくて、緻密な計算が必要な作業。縦糸のセットアップは気の遠くなるような作業で、でも織りはじめるとすごく楽しい。親戚が小さい西陣織工場を経営していたので、小さい頃はよく機織の音をきいてました。心地良い音なんです。 よしみさん、楽しい時間をありがとう。
ロンドン店がもうすぐオープンで、去年から忙しくしていたので、こういう時間の過ごし方が久しぶりだった。息抜きと心身共にチャージできてまたパワーアップ。後残りもう少し。かなり緊張するけど、ラストスパート頑張るぞ。

今年に入ってやっと工事もスタート。ロンドン店お楽しみに!!

宮迫 亜矢 AYA MIYASAKO

宮迫 亜矢 AYA MIYASAKO

京都出身。1998年渡英。ロンドン在住。NEPENTHES AND SONS LTD. スタッフ。NEPENTHESのヨーロッパ向け窓口。