京都を誇るブランドの一つ、一澤帆布は今年で創業112年。
私も高校生の時に初めてトートバッグを購入。今は母親がトールペイントの道具入れとして親子でかれこれ20年以上も使い続けています。
そんなとっても丈夫なカバンが生まれたのは2代目の一澤常次郎さんが本格的なカバンを作ろうと、アメリカからシンガーミシンを買い、京都の左官屋さん、大工さんの工具用のカバンや、薬屋さん、氷屋さん、牛乳屋さん、酒屋さんの配達用のカバンをつくりはじめたのが始まり。その頃のカバンの形はそのまま使われています。
一澤帆布の工房の特徴は職人さんが二人一組のペアを組んで作業します。一人はベテランの職人さんがミシンを担当し、もう一人は見習いの職人さんがミシンの前でパーツをつけたり、木槌で形を整えたりする作業を担当します。本来は一人一人が同じ作業をする方が効率が良いのですが、こうする事によって、職人さん全員がカバンを作るすべての工程を把握できるというメリットがあるそうです。職人さんがミシンを使えるようになる道のりは約10年。
今現在、職人さんは70名ほどで京都の工房で昔ながらの上質なカバンを作り続けていらっしゃいます。ロンドンのtrunk labsは日本以外で一澤帆布が買えるたった一軒のお店。そして今回Trunk Clothierとのコラボレーションバッグラインが発売されました。その記念に日本からは一澤帆布チームがいらっしゃいました。ロンドンのpost card teaというお茶専門のお店からスパークリングティーとともにとっても素敵なイベントでした。
https://www.trunkclothiers.com/ichizawa-hanpu-for-trunk-medium-pouch-navy-grey
https://www.ichizawa.co.jp/