イギリスの東海岸にある小さい町Whistable。毎年7月にオイスターフェスティバルが開催されます。
Rが入る月以外、May、June、July、Augustは牡蠣を食べない方がいいとか、Rで終わる月、September、October、November、Decemberに食べる牡蠣がベストだとか言われてるので、7月にオイスターフェスティバル?って思っていたから、このRの法則について調べてみました。いろいろ説があるみたいですね。あるサイトでは海水が温かくなって発生する赤潮によって貝類全般、特に牡蠣は毒を持つ可能性が高くなるとか。産卵期で身が細くなって美味しくないだとか。でもこの街はこのRの法則に反して毎年7月にオイスターフェスティバルをするくらいだから心配はないと確信。もし食中毒になったときは牡蠣のロシアンルートで負けたと思うしかないし、美味しくなかったらもう行かなくていい。笑 でもイギリスの海は夏でも海水冷たいし、まあ大丈夫だろう。この日も7月なのに海は荒れに荒れており、風も冷たく強かった。そんな海で育ったとれたての天然牡蠣がこの子達。めっちゃくちゃ美味しかったです。
このフェスティバル、「オイスターフェスティバル」っていう名前なのに、ピザとか、ハンバーガーとか、クレープ、ギリシャ料理、カリビアン料理、ケーキ、ドーナッツ、果物のお店しかない。でもやっと一件あった。他にもあるだろうと思って端まで歩いてみたが、ない。そう、一件のみ。私はいろんな店がいろんな種類の牡蠣をいろんな味付けで売っていて、まさに牡蠣の食べ歩きを想像していたのですが、このThe Whistable Oyster Companyのお店のみ。
かなりガッカリ。一件しかないのに何故オイスターフェスティバル?!と尋ねたら、Whistableの牡蠣を独占的に養殖、販売しているのがこの会社。オイスターフェスティバルもこの会社が主催してるからこういうことになるんだって!んーー、わかるけど、私だったら、他のお店にもフェスティバル用に牡蠣を使った特別メニューを売ってもらったりするだろう。牡蠣バーガーとか、牡蠣のピザとかね。
この会社の歴史は14世紀まで遡り、その頃から養殖している牡蠣がRoyal Whistable Native Oyster。でもWhistableの牡蠣の歴史はもっと遡って2000年前にローマ人が発見し、それ以来ローマ人にとっては珍味として愛され、Whistableからローマまで生牡蠣を運んでいたそうです。
この会社はWhistableの街にレストランも経営してるので、一年中美味しいし牡蠣や海鮮料理が食べられます。ロンドンから車で1時間半くらいだから小旅行には最高の街です。