彼もイギリスを代表する素晴らしいデザイナーの一人。
彼の得意技、洋服+アート+テクノロジーの作品はファッション界に大きな影響を与えました。彼のどの作品も感動ものです。私がいつもすごいな~と思うことは、ただ洋服とテクノロジーをくっつけただけのものではなく、どの作品もパターンとデザインが完璧で、繊細で、素材が生きていて、洋服として成り立っているところが本当に素晴らしいと思います。一番新しいものでパリのSS16に発表した水で溶け落ちる洋服。モデルさんが非常に寒そうだったけど、今までの中で一番好きな作品かも。
そして昨日からたった4日間だけのフセイン・チャラヤンの奇跡的な舞台がロンドンのSadler’s Wellsという劇場ではじまりました。コリオグラファーのDamien Jalet、ヴィジュアルインスタレーションのNick Hillel、そしてサウンドイラストレーターのMode-F、ライティングデザイナーのNatasha Chiversともちろん洋服、構成などを全てを手掛けたフセイン・チャラヤンの5人の合作「Gravity Fatigue」。
コリオグラフィーも洋服も音楽もどれも印象に残ってるけど、どの舞台でも私が一番気になるところがライティング。照明って舞台の引き立て約ってイメージですが、これがとってもとってもとっても重要なんですよね。このチャラヤンの舞台でも目が離せなかったのが照明。一瞬だけ下半身だけ透けて見えて上半身は真っ暗なところがあったんだけど、あれって意図的にしているのか、たまたま前後の照明の関係でそうなったのか、どちらかわからないけど、私にとっては未知の世界なので興味津々。
あまり内容は書けないので、とにかくチャンスがあったら是非みんなに観てほしい、お勧めの舞台です。
今までいろんな舞台をみたけど、これは本当に素晴らしい舞台でした。噂ではロンドンの後どこかで公演することも決まっているとか、いないとか。みなさん要チェックです。
http://www.sadlerswells.com/whats-on/2015/hussein-chalayan-gravity-fatigue/