ロンドンのバービカンセンターで今開催されている、Doug Aitke企画による30日間のイベントで、オープニングを飾ったのがBoredomsでした。
BoredomsのEYƎを筆頭にメンバーのギター8人とドラム6人、そして88人のシンバルプレイヤーが一斉に音楽を奏でる。88人のうちリーダーシンバルプレイヤー2人はBoredomsのメンバーで、その他の86人はロンドンで集めたそうです。ライブは思った以上に迫力があって、照明、演出、音楽、全て最高のパフォーマンスでした。
会場に入る前に、係りのおじさんが音が大きくなる時があるから、念のためにといって耳栓を渡してくれました。でも、ライブで耳栓なんて!?というノリで、耳栓無しで2時間半ぶっ通しのライブを聞いたのですが、やはり音が大きすぎたのか、次の日も耳の奥でずーっと変な音が聞こえていました。
90年代にBoredomsにハマっていた時があって、まさかロンドンで観られるなんて思ってもみなかったから本当に嬉しかった。ライブは2時間半ぶっ通し、ドラムやシンバルプレイヤー達は本当に凄いと思いました。2時間半ずーっと叩いているんです。あんなに長い時間。1人のドラマーは同じリズムを15分間くらいずーっと叩いていました。当たり前だけど、一定のスピードで同じリズムを。私にとってはそれって凄い事なんだけど、ドラマーはそれができて普通なの?笑 まあそんな事に感動したり、目を閉じるとドラムの音がたまに波の音に聞こえたり、聞いたことのない音に聞こえたり、ドラムやシンバルでみんなが会話している様にも見えたり、大きな音には内臓が震えたり、今までに経験したことのない感覚でした。私にはあっという間の2時間半でした。