クリス・シュタインはブロンディのギタリストで、作曲家でもあり、写真家でもあるマルチタレント。
ビジュアルアートの学生だったクリスは、1968年頃からニューヨークのダウンタウンの写真を撮り始め、ちょうどその頃にブロンディのボーカル、デボラ・ハリーと出会い、その一年後にブロンディを結成したそうです。
クリスはブロンディー結成後も写真を撮り続けました。デボラと一緒に住んでいた17th streetのアパートメントのキッチンを暗室にして、彼女の写真をたくさん撮ったそうです。デボラを永遠のファッション&ミュージックアイコンに築き上げたのは、クリスだったといっても間違いではないような気がします。
今年はブロンディの結成40周年にあたり、その一環で今までに公開されていない彼の写真が一冊の本になって、その一部がロンドンのサマセットハウスで展示されています。
ブロンディだけではなく、ニューウェーブ時代のアイコン、アンディー・ウォーホルや、デヴィッド・ボウイ、ラモンーズなどのキャラクターも写真に登場。展示では、彼がブロンディのメンバーだったからこそ撮れたんだろうなというような写真が盛りだくさんでした。
この時代の写真って本当にみんな楽しそうです。一度でいいから "どこでもドア" で70年代を経験してみたい。これが今年のサンタさんへのクリスマスプレゼントのリクエストです。
サマセットハウスでは、フォートナム&メイソンが主催するアイススケートリンクが毎年クリスマスの時期にオープンします。クリスの写真を見た後外にでたら、目の前に大きなクリスマスツリーとスケートリンクがあって、気分はもうセントラルパークにいるようでした。あーニューヨークに行きたい。
というわけで、今年も一年ありがとうございました。
また来年も宜しくお願いします。
Have a lovely Christmas and a New Year!