あけましておめでとうございます。
今年こそは日本でお正月を迎えたいところでしたが、またロンドンで新年を迎えることになりました。こちらではクリスマスは盛大に祝うのですが、お正月はそうでもなく、みんなそれぞれに新年のカウントダウンをして、元旦はゆっくりお家で休み、2日から普通にお仕事が始まります。
なので、日本のお正月気分というのはあまりなく、なんとなくあっという間に新年が始まってしまいます。日本ならではの、新年の明るさというか新鮮さがあまりなくて、いつもクリスマスの祭りの後って感じで、なんだか寂しいのです。
その寂しさを更に増加させるのが、使い終わったクリスマスツリー。だいたいお正月過ぎにクリスマスツリーを片付けるのですが、そのクリスマスを飾った、あの華やかだった木が寂しそうに道にゴロゴロ横たわりゴミ収集車が来るのを待っている姿を見て、とっても切なく感じるのは私だけじゃないはず。
新年早々には、もう過去何年もお世話になっていて、ずっと会いたかった人と会う事ができました。その人は、ステンレスの部品や商品を作るサプライヤーをやっているイアンおじいちゃん。ロンドンから遠いスコットランドに住んでいて、仕事はいつも電話とメールでやりとり。一度も会った事がなかったのですが、ロンドンに遊びにくるというので、初めて会うことが出来ました。
いつも電話では、仕事の話だけでなく、彼の奥さんやお子さん、お孫さんのことなど色々話してくれて、会った事は一度もないのに、もうずっと昔から知っているような、本当に私のおじいちゃんみたいな存在だったイアン。会ったらあったで想像していた通りの、もう何回も会った事あるような、とっても素敵なおじいちゃんでした。そんなイアンと暖かいティーを飲みながら2時間くらい話して、とってもとっても素敵な時間を過ごすことが出来ました。
少し遅れてサンタクロース(イアン)に会えたみたいで、とっても嬉しかったです。そのサンタクロースのお陰か、帰り道にあった寂しそうなクリスマスツリーも、寂しがっているのではなく、一役終わってホッとしているように見えて、私にも「去年もお疲れさまでした、そして今年もまた頑張れ!」と木(気)合いを入れてくれたのでした笑。