"Fashion In Motion" とは、ロンドンのV&Aミュージアムで年に2〜3回行われる美術館内でのファッションショーです。過去にたくさんのビッグデザイナーがショーをしているこのイベントですが、今回は山本寛斎さん。
少し前のコラムで、デヴィット・ボウイのエキシビションについて書きましたが、そのエキシビションがきっかけで、このロンドンでの42年ぶりのファッションショーが実現したそうです。
そのショーは、とってもパワフルでカラフル。42年たった今も変わっていないというか(42年前のショーを私が観ている訳は無いのですが)、とても勢いがあって、未だ唯一無比な山本寛斎さんならではの個性が遺憾無く発揮された、見事なファッションショーでした。
ショーが終わると、当時を知る人達の中には、奇跡的なファッションショーを観ることができてとっても幸せだと、感動して涙を流している人もいました。パリからわざわざ観に来ている人もいたり、改めて寛斎さんの偉大さを知る一日でした。
あなたには寛斎の良さなんて分からないわよ、なんて説教されたりも笑。その女性は実際に当時を経験してるその時代の人。寛斎さんのファッションは当時、世界的に熱狂的なファンを作ったのだなあと肌で感じました。
そして、もちろんデヴィッド・ボウイのエキシビションのキューレーター、Victoria Broackesもいらしていて、少しお話をしたのですが、なんとデヴィッド・ボウイのエキシビションを東京で開催することを計画中だといってらっしゃいました。いつになるんでしょうか、楽しみですね〜!