10年前に初めてPileaに出会いました。友達から苗をもらって、2年程、一生懸命育てたのですが、ある時、引越しと旅行が重なって、一ヶ月ほど友達に植木を預かってもらったのですが、残念ながら私がいない間に枯れてしい、その初Pileaとはおさらば。
それ以来ずっとこの植木を探してたんだけど、なかなか見つからず、というか、手に入らなかった。そしたら、お誕生日プレゼントに友達が苗をくれて、10年目にしてやっとこさPileaと再会することができました。
イギリスのガーデンセンターやインターネットで凄く探したけど、どこにも売ってなくて、10年前に友達からもらったときも、友達の友達がスエーデンからわざわざもって来てくれて、それを彼女が育てて、その苗を貰ったのですが、今回の苗もまた別の友達のスエーデン人だかデンマーク人の友達からお裾分けしてもらった苗を育てて、その苗をくれたのです。
ただこの植木の通称は、Chinese Money Plant。チャイニーズなのに、どうしてスカンジナビアの国々で手に入るのかがずっと疑問で、いろいろ調べてみると、なんと、もともとは中国の植物で1946年にスエーデンの宣教師が中国西南部の雲南省から持って帰ってきたそうです。なるほど。ということは雲南省ではPileaがもりもりいろんな所に生えているのか…。それともPileaの森とかがあるのか…。結構単純な想像ですが、もしそうだったらとっても行ってみたいです。
最近みつけた大好きな雑誌、The Plant JournalにもPileaが載っていました。その前にこの雑誌ですが年間2回だけ発行されて、名前のとおり、植物の雑誌なんですが、記事も写真もとても素敵な雑誌です。
http://www.theplant.info
ただこの本によると、スウェーデンの宣教師じゃなくて、ノルウェーの宣教師になっている。スウェーデンではなかったのですね。そしてイギリスとPileaが最初にリンクしたのは、約20年前らしい。イギリスのコンウォルに住む家族のお家にノルウェー人のオーペア(家事手伝い、ベビーシッターなどをする代わりにその家族のお家に家賃なしで住む学生)の女の子がいて、その家族の9歳の娘が、ホリデーで、ノルウェーのオーペアの女の子の家族の家に遊びに行ったそうです。そのときに娘がオーペアの家族から、プレゼントの一つとしてこの植木をもらったそうです。でも20年前って結構最近の話だから、もしかしたら記録に残っていないだけで、20年以上前にイギリスに入って来てたかもしれませんね。
というわけで、このPileaちゃん。今回は枯れないように、頑張って育てて、また誰かに苗をお裾分けしたいです。