先月友達が子供を生みました。
友達は日本人で、旦那さんはイギリス人。朝方に出産して、友達も旦那さんもその日は疲れきってそのまま就寝。
次の日に、旦那さんがふと「へその緒」の話を思いだし、急いで看護婦さんのところへ。
彼は看護婦さんに「昨日話しておくべきことだったんだけどすっかり忘れていて、もしかしたらもう遅いかもしれないけど、どうしても、嫁さんのプラセンタ(胎盤)を見つけてほしい。なんだか、日本の伝統らしく、子供が生まれると、プラセンタを少し残しておくそうなんだ。」
看護婦さんは「でももう破棄されてしまったかもしれないし・・・。」
旦那がさんは、それを残しておくのが日本の文化だからどうしても見つけてほしいと必死にお願いしたそう。しばらくして、看護婦さんが、見つけるには見つけたけど実際持って帰ることができるかはわからないから、ドクターに聞いてみるとのこと。
そしてまたしばらくすると、看護婦さんは、ドクターの許可が出たからもって帰っていいよというが、さてどうしよう。たまたま彼の両親が病院に来ることになっていたので、ついでにタッパーを持って来てもらうことに。タッパーをもってきた両親もすごく半信半疑だったことでしょう、それが日本の伝統的文化ならと頑張って理解したに違いありません。そして、プラセンタは無事?家に保管されたのでした。
旦那さんも疲れていたのか友達にそのことを伝えるのを忘れていて、友達のお母さんが日本から来た日に偶然それを発見。これは何?「そうそうそれが念願の胎盤、君に言われた通り、病院から何とかしてもらったよ!」と自慢げに話す旦那さんを見て、友達もお母さんも唖然。
つまり、旦那さんはへその緒と胎盤を勘違いしてしまったのです笑。でもよく考えたら、胎盤は栄養がとってもたくさん含まれていて、動物の胎盤は老化防止の化粧品や健康食品など使われているし、食用にする人もいると聞いたこともあります。
そして、ある日、テレビでKim Kadarshian (最近カニエ・ウェストとの間に女の子を生んだ芸能人) のテレビを見ていたら、妊娠中に「赤ちゃんが生まれたら、プラセンタを持って帰って食べてもいいか?」とお医者さんに聞いたというのでビックリ。そしたら医者も医者で「もちろん。プラセンタの料理本もでてるよ」って。
気になってオンラインで調べてみると、なんとたくさんのサイトに料理の仕方がでていて、すごい世界。。旦那さんの勘違いのお陰で、また新しい世界を垣間見たのでした。