先週、母上がロンドンにお友達を連れてやってきました。
コッツウォルズに行きたいというリクエストに応え、一緒に一泊旅行へ。
コッツウォルズは、イギリスに長年住んでいる私も行ったことのない町でした。町と書きましたが、実際コッツウォルズは町の名前ではなく、いくつかの小さい町をまと
めたその周辺のエリアをコッツウォルズと呼んでいるそうです。ご存知の方は多いのかもしれないですが…。
最初に訪れた町は、Bibury(バイブリー)という小さな町。車でバイブリーの町に入っていくと同時に、おば様たちからは「うわー素敵!!!」という感嘆の声があがりました。私も思わずつられて「めっちゃ綺麗〜」と口に出してました。本当にそのくらい綺麗でした。
イギリス郊外によくある見慣れた景色と比較して、ここはなんだか特別。初めてみる印象の景色でした。昔の映画に出てくるようなお家が並び、その横に小川が流れていて、そこには白鳥が泳ぎ。。なんて素晴らしい景色なんでしょう。町の中には、蜂蜜色の石灰岩(コッツウォルズストーン)で1380年に建てられた、Arlington Rowという雰囲気のあるお家が並んでいました。コッツウォルズで回ってみたいくつかの町の中でも、私は個人的にこのバイブリーが一番素敵だと思いました。
さて、コッツウォルズの町並みも堪能したところで、続いての見所はお庭、イングリッシュガーデン。コッツウォルズには結構たくさんのお庭があるそうで、すべての庭を
まわるには一泊二日では不可能。なので、その中でもよく知られていて可愛らしそうなお庭を3つ選んで見学。
一番最初に行ったお庭はキフツゲート・コート・ガーデン。
ここは個人所有のお家で、そのお庭を一般公開していました。3.5エーカーもあるお庭のなかには、たくさんのお花が咲き、そのお花の中を抜けると大きな半月型のプールがあり、そこから見える景色が絶景でした。
季節的にまだバラがまだ咲いていなかったのが残念ですが、お天気がよくて本当にラッキー。イギリスは雨の多い国。女性は特にガーデンなどで雨が降ると足元が大変です。
その後二つのお庭をまわったのですが、どちらも素晴しいものでした。その中の一つはナショナルトラストというボランティア団体によって保護されているお庭で、ここ
は約10エーカーもあるとっても大きなお庭。それでもお庭の隅々まで、とっても綺麗に手入れされて、それはそれは見事なものでした。こんなお庭で毎日アフタヌーンティーをしている自分を想像しながら、現実逃避する私でした。
タイミングがあえば、皆さんにも是非行ってみてほしい。
6月に入ってからのほうがきっとバラが綺麗に咲いていて、見所も多いと思います。
最後の写真は、生まれて初めて見たハンカチーフの木。
母上のお友達に教えてもらって、全員が初めて見たというこの木。
白いハンカチがたくさんぶら下ったように見える不思議な木でした。