駅に降りた瞬間に焼肉のにおいがする鶴橋。
三週間の帰省中に「絶対に食べないといけないものリスト」の中にあった焼肉が食べたくて、友達がそれならせっかくだから鶴橋で焼肉を食べようということになり、初めて鶴橋へ行きました。
夕方5時半の待ち合わせで、時間的に外はまだ明るいはずなのに、駅を降りると薄暗い。
雨でも降ってきたのかと思って外にでると、ただ単に高架下だった。待ち合わせの時間より早くついたので、辺りを散策。駅を降りたところだけが高架下なのかと思いきや、結構どこを歩いてもずっと高架下だったというのがとっても不思議な鶴橋駅前。鶴橋商店街を歩いていると、美味しそうなキムチがたくさんならびます。素敵な町でした。
女友達2人とその彼女達の子供が集まり、5人で焼肉スタート!鶴橋といえば、ホルモン焼きなどが有名なのですが、基本的に赤いお肉の方が好きな私は無難にタン、ロース、野菜、タン、ロース、野菜を白ご飯と一緒にもりもり食べ、最後はソフトクリームで仕上げ、ご馳走様でした。
私の友達の子供というのが小学校4年生と2年生の男の子たち。日本に帰れば絶対に会っているので、赤ちゃんのころからの成長過程を知っているだけに、今回の成長ぶりというか、しゃべりっぷりにはとっても驚きました。関西の子供独特なのかもしれないけど、普通に、そして容赦なく大人を笑わせることができます。得にこの4年生の子がすごい。ウェイトレスの女の子が、「ご注文お決まりでしょうか?」とテーブルにきたので、私が注文をしようとすると、大きな声でウェイトレスに「女性ホルモンひとつ!」びっくりして笑っていると、母親は「女性ホルモンなんてないわ!」という突っ込みがはいり、それに対してまた一言「お母さん女性ホルモンたりてないで~」。こういう親子のやり取りは関西特有なんでしょうか。関東の人が聞いたら、生意気な子にしか聞こえないのかな。でも私からみたら、とっても愛らしい親子。
親子といえば、京都でうなぎを食べに行ったときのこと。京都ならではのとっても狭い住宅街にひっそりとあるこのお店は昔から有名なうなぎ専門店、江戸正。お店というか、家の一階がお店で中もとっても狭い。お店に入ろうとすると、子供をおんぶした若い奥さんが入り口で、いらっしゃいませと迎えてくれました。てっきり隣の奥さんだと思っていたのですが、ここの若奥様だった。そして中に入って座敷に座っていると、なんとその奥さんが子供をおんぶしたまま、メニューとお茶を出してくれたのです。もちろん注文も取ってくれて、コース一品、二品目を運んでくれたころには、子供はお母さんの背中で眠っていて、少し大変そうだったけど、家族系の仄々さが溢れたとっても素敵な一面でした。ここではうなぎ坂東太郎が食べられます。ちなみに坂東太郎は利根川で取れた、天然うなぎにもっとも近い養殖うなぎのことで。ちなみにその弟の次男は筑後川で取れる筑紫次郎で三男は吉野川で取れる四国三郎だそうです。
日本人は本当に美味しいものがすき。外国人の友達がテレビをみて言ったこと。どのチャンネルをまわしても、どの番組を見ても常に食べ物のことを放送しているところをみると、本当に日本人は食べ物が好きなんだなって、なのにどうして日本人はスリムなのか。といったのが面白かった。確かにどの番組をみても食べ物にコーナーは絶対にある。食べ物を入れると視聴率あがるってことなのでしょうかね。