その後もデザートを待っていたが、ウェイター、ウェイトレスは私達のテーブルを完全に無視というか忙しいのはわかるけど、残ったステーキがテーブルに置かれたまま約30分。
私達のテーブルの後ろはカウンターで、そのカウンターの後ろで一人のウェイトレスが気ままにiPhoneで写真を撮っている。そんな時間があるんだったら、テーブルくらい片付けられるだろう!と、私はたまりかねて、テーブルの皿を片付けて、デザートをもってきてほしいと、手でジェスチャーをした。そうするとなんとそのウェイトレスはカウンターの後ろから大きな声で文句を言い出してきて、私の頭の中は????そんな彼女の態度にとってもショックで、何をいっていいかわからない。生まれて初めてレストランで、ウェイトレスに頼みごとをして怒られた。彼女の良い分を良く聞くと、私が指でジェスチャーしたのが気に入らなかったらしく、私がもっと丁寧に頼んでいたら、快くテーブルを奇麗にして、デザートを持って来てあげた、という。
そして彼女がカウンターから出て来て、テーブルを片付けている間も、私の態度が悪いとか、今日はオープニングの日で問題がいっぱいあって、私が彼女を個人的に批判しているのが気に食わない、などなど一人でしゃべっている。あまり事を大きくしたくなかったので、一言だけ言わしてくれと言って、「私達3時間待ったんだよ」とだけ伝えたけど、それでも彼女の文句はとまらず。そんなに言われたら、本当に私の態度がすごく悪かったのかな〜と思い出して、急に泣けてきた。どうして泣いたのかは未だに不明。兄弟喧嘩で自分が喧嘩を仕掛けておいて、相手にしばかれて泣くのと一緒?ただ私は決して喧嘩をしたかった訳でもないし、彼女に怒鳴ったわけでもないし、無礼な事をいった訳でもない。五百歩譲って私の頼み方が悪かったかもしれないけど、彼女の態度はお客様にとる態度ではないと思う。
最終的に、ウェイトレスは謝ってくれたのですが、外国に(キリスト教の人達と)住むにあったての、次の壁は、「Forgiveness – 許し、容赦」でした。基本的にこっちの人は喧嘩をしても、謝ったらすぐに過去のことは忘れて仲良くできるのです。あまり事を大きくしたくなかったから、私なりに頑張ってもう大丈夫だと、振る舞ったが、やはり日本人は念を持ちやすいのか、私の性格の問題なのか、そんなにすぐに許す事ができず、実際今でも彼女とは二度と会いたくない。笑
でも本当にすごく楽しみにしていたのに、とっても残念だった。友達のシェフにはこれからも頑張って欲しいと思うけど、あのサービスには本当に呆れ返る。その後、何軒か違うレストランにいったけど、ウェイターやウェイトレスと話すのが怖い。また私が口を開くと、態度が悪って怒られるんじゃないかと思ってしまいます。
最近は結構何事に対しても、ある程度、楽観的に物事を考えられるようになった。「イギリスだからとか、外国だから仕方が無い」って理解できる様になったつもりだったんだけど、今回の事で、もっともっと楽観的に、寛容的に物事をとらえた方が、生活しやすいというか、私にとっても良い事なのかなと思いました。これからは何があっても大きな心で受け止める事に努めます。