本格的に寒くなって来ました。
今日は今年一番寒い日で、お昼でも-2℃前後。毎日寒くて外に出るのも嫌になるけど、夜に暖かいお家に帰ってきて、シチューとか食べてると本当に幸せな一時。
もうクリスマスまで少ししかない。そろそろ家族や友達にあげるクリスマスプレゼントのショッピングをしなければなりません。
そういえば、2、3年前のクリスマスにイギリス人の男友達に、ユニクロの可愛い色物やカモフラージュ柄のレギンスをプレゼントしたことがありました。でもプレゼントを開けて、何か説明すると、みんながみんな、かなりの勢いでひいていたのがとっても面白かった笑。皆が声を揃えて「こんなのゲイが着るものだよ」って。因にその中にはゲイの男の子が一人いて、その子からの反応はとってもよかったんですが笑。
ストレートの男性はよく「そんなのゲイっぽい」とか言います。でも別に同性愛者に対して差別をしているわけではなく、ただ自分がストレートだって言うことを女の子に主張したいから、そういう風な言い方をするのですが、確かにレギンスはイギリスのストレートの男の子達には、ちょっとレベルが高すぎたかもしれません。
基本的にイギリス人は新しいもを嫌う人が多い傾向があります。お国柄といってもいいかもしれませんが、イギリスは歴史的に何かを発明することがとっても得意。それに比べて日本は発明より、すでに存在するものを発展、発達させるのが得意。だから、日本人は新しいものを怖がらないし、寧ろ喜んで何でも試そうという冒険心があると思うんです。
イギリスの場合は良くいうと古いものや文化を大切にしているんだけれども、新しいものや珍しいもの、要するに慣れてないものが苦手。その特性がファッションにも反映されていて、例えば、特に男性その中でも典型的なストレートの男性は、少しでも洋服に興味がある人はみんなゲイだっていうし、ピタピタ、キラキラ、淡い色、珍しいデザインのものなどは、ゲイしか着ないという概念があるようです。
この概念というか偏見が、いつものつまらないコンサバスタイルから脱出しない理由なんですね。だから、確かにゲイの男の子の方が、断然おしゃれだし、かっこいい。良い例が、スキニージーンズ。この国でスキニージーンズが定着するのに、とっても時間がかかったということ。
そして最近はようやくロンドンのショップでも男性用のレギンスが見られるようになりました。なんでもBoy Londonのロゴいりレギンスが完売したとか。これは明らかにゲイの方用かもしれませんが、この調子で、10年後には可愛い柄のレギンスをはいた、ストレートのおしゃれ男性の姿もロンドンの町で見られるようになるかもしれないですね。と一瞬思ったけど、やっぱりスキニージーンズであんなに時間がかかったから、レギンスなんて問題外かもしれない。
寒さを凌ぐ程度にズボンの下にはくステテコタイプのレギンスならまだ売れるかもしれませんね。日本みたいに、短パンの下にレギンスをチラミ見させる方法は、アドバンスすぎるかもしれません。このレギンスの浸透結果は、また来年のコラムで報告いたします。
それでは今年も一年ありがとうございました。新年も宜しくお願い致します。
Merry Christmas and a Happy New Year!