エリザベス女王の即位60周年を記念する「ダイヤモンド・ジュビリー」の祝賀式典で、先週末はイギリス中がお祭りでした。もちろん、お天気は雨 (笑)。まあ、もっともイギリスらしいお天気でイギリス女王のお祝いが出来たということで、ある意味良かったのではないでしょうか。
去年はロイヤル・ウェディング、そして今年は「ダイヤモンド・ジュビリー」と王室大行事が続いています。ロイヤル・ウェディングは残念ながら日本にいたので、今年の「ダイヤモンド・ジュビリー」こそはロンドンでお祭り騒ぎをしたい!と思っていて、その願いが叶ってとっても嬉しいです。
2、3週前からロンドン中はどこもかしこも、ユニオンジャックだらけ。お店のディスプレーもユニオンジャック、パブもレストランも、通りにもユニオンジャックや赤、白、青のバンティング(小さい三角形の旗)が飾られて、今までにない盛り上がりで街は最高の雰囲気でした。
さて、「ダイヤモンド・ジュビリー」の4連休中はロンドン中でストリートパーティーが開かれました。これは道路を通行止めにし、道の真ん中にテーブルを並べて、近所の人達で食べ物を持ち寄ってパーティーをします。私は近所のWilton Wayでのストリートパーティーに友達と集まり、昼間っから飲み始めます。もちろんイギリスといえば、ジン&トニックとピムス&レモネード!という感じで、最初は調子に乗って楽しく飲んでいたのですが、途中から土砂降りの雨。傘も持たずに出た私はずぶ濡れ。
でも、土砂降りでも外で飲むのがイギリス!そこまでして飲む皆の姿がとっても面白かったです。
土曜日はテムズ川でロイヤルファミリーをお乗せたバージュとともに、1,000艘以上もの船がロンドン市内のハマースミス付近から東のタワーブリッジまで一斉に川下りをする「テムズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ページェント」が350年ぶりに行われました。
雨だったので、私はテレビで拝見。とっても寒そうで、みんな可哀想だなあなんて思っていたら、案の定、次の日にエディンバラ公フィリップ殿下は入院!90歳であんな雨の寒い中2時間以上も立ちっぱなしで、ひたすら通り過ぎる1,000艘もの船に手を降っていたら体調壊すのも無理はない。今では良くなってもう退院されたそうなので、めでたし。
そして、日曜日、月曜日とバッキンガム宮殿前ではコンサートが開かれたり、色々とイベントがあったのですが、最終日の火曜日に私も結構楽しみにしていたのが「フライパスト」。これは空軍による飛行機でのパフォーマンスで、迫力があって素晴らしかった。一瞬の出来事なんですが見る価値有りです。ロンドンの西からバッキンガム宮殿の上を通り東に向かって飛んでいくので、結構見晴らしの良い所に居さえすれば見えるというのがまた良い。
私は家の近所から離れずにゆっくりと「ダイヤモンド・ジュビリー」楽しみましたが、聞くとやっぱりこの4日間はバッキンガム宮殿、テブズ川近郊、セントラルなどは物凄い数の人で溢れていたそう。
さて、次はオリンピック!どうなることやら...。