先週末、イギリスの南東にある街Haistings(ヘイスティング)とRye(ライ)を訪れました。金曜日の夜にロンドンから一時間ほどドライブして、Heistingsの近くで一泊することに。こういう旅はホテルではなくB&Bに泊まるのが一番。一泊目は可愛らしい1300年ごろに建てられたお家を綺麗に改築して、アメリカ人の奥さんとイギリス人の旦那さんが経営する小さなB&Bに宿泊。
昔に比べたら、B&Bのクオリティーもすごく良くなりました。昔のB&Bは、ホテルより安いということだけが利点で、たいていはお婆ちゃんが経営していて、昔息子の部屋だったんだろうなというような部屋に花柄のシーツ。そして、別の花柄の布団カバーに、もう一つ違う花柄の枕カバーのベッド。朝食は脂っこいイギリスの朝食がだされ、息子の話を聞かされるという、ちょっと言い過ぎかもしれないけど、まあそんなところが多かったのです。でも最近は、ホテルよりも値段は高いくらいで、それぞれの個性とサービスで評判がいいところも増えてきてます。
私の泊まったKester House B&Bも本当によかった。朝ごはんにアメリカ人の奥さんモニークが、焼きたてのブルーベリーマフィンを出してくれたり、旦那さんはエンターテイメント係みたいな感じで、その地域の事や色んな事をたくさんお話してくれた。
おなかも一杯になったところで、Heistingsへ。ここはイギリスの小さな港町。漁業がさかんな町です。海辺にたてられている、漁師達の倉庫として使われている黒い小屋がとっても可愛らしい。
お魚を焼いている臭いがプンプンしてきて、見てみると海辺でヒラメを焼いている。ヒラメのムニエルっぽい。焼けたヒラメはパンにはさまれ、高級フィレオフィッシュみたいだった。でも値段はなんとたったの2ポンド50ペンスポッキリ!おなか一杯だったはずなのに、結局食べてしまった。美味しかった~。
海の反対側にはケーブルカーがあり、崖の上まで登れるようになっていた。景上からの景色もとっても綺麗。これでお天気が良かったらなおさら綺麗だろうな。そして次の町Ryeへドライブです。Heistingsからは車で10分ほど。イギリスの伝統的な町並みのRyeは、写真でどこを撮ってもポストカードみたい。こういう町のことをイギリスではチョコレートボックスと呼びます。
Ryeのとなり街にあるという、何かの新聞でイギリス一番のビーチに選ばれていたビーチにも寄ってみました。天気がよかったらピクニックでもしたかったのだけど、ピクニックどころか突風で寒くて、写真だけとってすぐに車に退散。
次の日は、道端で売っているイチゴを摘んで、ライの街の真ん中にあったフィッシュアンドチップスのお店で遅いランチをしました。イギリスの港町で、フィッシュアンドチップスは欠かせません。なんとイタリア人が経営していて驚いたけど、壁に掛けられたボードに今日のお勧めはホタテという文字が見え、さっそくタルタルソース付きのホタテアンドチップスをオーダー。ちょっと脂っこいけど、食べる価値ありです。お薦めです。
さあ、食べ歩き旅行になってきたこの旅行、まだまだ続きます。Kester House B&Bのモニークが、近くにあるミシュランスターをとったレストランを紹介してくれました。日曜日ということもあり、サンデーロースト(ローストビーフ)をオーダー。これが正直、とても普通。期待が大きかっただけにちょっと残念。他のものを食べるとまた違ったのかもしれないけど、それはまた次回ということで。と、お天気は最高に悪かった分、お腹を満たしたというか、食べ過ぎロングウィークエンドだったのでした。