THE DAYをやめてからしばし。
気がつけば夏はもうすぐ目の前に。
先日発表されたビッグニュース。
「世界一魅力的な都市」になんと二年連続で選ばれた京都。
そんなニッポンの誇り、京都を
海外へ、もちろんニッポンへ発信するためには
どうしたらいいのか。
「京都」をテーマにしたデジタルメディアは20を超え
毎年たくさんの雑誌が「京都」を扱い、本屋ではコーナーができる。
後発となる自分がこれからつくるメディアはどうするべきなのか。
自分しかできないことはなにか。
エゴでなく、京都という町が喜んでくれるような
旅する人たちが頼りにしてくれるような。
なにもないゼロの状態から1への一歩を。
考えて考えて途方もなく落ち込んでそれでもまた考えて
やっと小さな光が見えたのが3月ごろだっただろうか。
そこからまたさらに走りながらも考えて
やっと入り口ができた。
メディアの名前は「BEACON KYOTO」と言います。
ビーコンとは狼煙(のろし)や灯台という意味。
このメディアが京都を目指すみんなの目印になれるように。
そんな想いを込めたデジタルメディアです。
まずはご挨拶の意味を込めてZINEを配布することにした。しかも京都限定で。
「BEACON KYOTO」の中に格納されるスペシャルコンテンツ「BEACON magazine」を
ダイジェストで紙に落としたもの。テーマは「宇治・伏見」。
「風土」を「A to Z」の視点で切り分け、編みこんでいくことにした。
表紙は一目惚れした伏見人形を謎のトリミングで。
数百年の時を超えて変わらずに愛されるものが
視点を変えれば、また新しい魅力を放つ。そんな想いを込めた。
日常だってそうだ。目線や考え方を少し変えてみるだけで
世界は驚くほど面白くなって、また僕らの目の前に現れてくれる。
京都限定配布のZINEにして
イントロにはこんな文章を書いた。
一部抜粋。
実を言うと京都のことを全然知りません。
でも分かったことがあります。
京都はすごい。
連綿と受け継がれる伝統と進化する革新的なうごめき
豊かな自然と折り目正しき自然。街のきらめきと路地裏の闇
それらが至極普通に日常にあって混沌とした美しさを放っている。
ニッポンの誇り、京都をもっといろんな人たちに知ってほしい。
京都を知らない僕たちが京都の人たちに教えてもらいながら見て、聞いて、歩く。
そうして心うごいた出来事を友達に話すように伝えたい。
おかげさまでかなりの好評をいただき
京都のいろんなお店で見かけることができた。
京都のみなさん、見つけたらぜひ、手にとってみてください。
タダですから 笑。
京都新聞から取材の依頼をいただき、掲載されました。
徹夜明けでパンパンな顔の自分は置いといて、ありがとうございました。
あらためて、これから仕掛けようとしていることのプレッシャーを感じる。
ヤフーニュースにも。。。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150712-00000020-kyt-cul
「BEACON KYOTO」の本格ローンチは7月24日。
今はローンチに向け、怒涛の準備中。
ティザーサイトでは、準備室ブログとして稼働中です。
www.beacon-kyoto.com
紙とデジタルを行ったり来たり。
一人の人間としての感動や想いをブレることなく据え置いて
その想いを表現する最適な場所をその都度見つけながら
コミュニケーションしていく。
すべてはこれから。
これからいろんな人を巻き込んで
強烈なメディアを作っていこうと思います。
力をまた、貸してください。
BEACON KYOTO編集長 石野亜童