スタイリスト石川顕さんを取材させて頂いた。
初めましてがお宅にお邪魔しての撮影。
男子なら皆がよろこび萌え上がる、魅力的なモノたちにあふれた
素敵なお宅だった。
モノやライフスタイルに向き合う姿勢に学ぶところ多く
石川さんご本人もとても気さくで素敵な方。
いい時間でした。ありがとうございました。
取材後
「亜童くんスキーやる?」
石川さんからお借りした1冊の本。
残念ながら鹿児島ではその機会に恵まれず
ガンタンクみたいな巨大なキャタピラを履いて滑る
グラススキーのみ。
大学時、雪山には出かけたがバンド合宿のため
ロケーションとしての経験のみ。
あ、一度だけスノボに行ったんだけど
メシが食えなくなるまでアイスバーンに叩き付けられたんだ。
それでも石川さんが短い時間でお話してくださったレコメンドが素敵で
持ち帰らせてもらうことにした。
『猪谷六号雄』高田宏
勉強不足のため、石川さんにお借りするまで存じていなかったのだが
日本近代スキーの草分け的な存在の方。
“人間の原型・合理主義自然人”
タイトル下のコピーが示すように
猪谷六号雄さん、強烈にすごい。
未だ読みかけのため、読了してから感想は改めて、と思ったが
既に出だしからすごい。
著者である高田宏さんの表現が秀逸だからなのももちろん。
土木の技術もないのに家を建てる。
山を切り拓いて、自分でスキー場を作る。
真っ暗闇の雪山を、ライトなしで歩く。足の裏の感覚だけを頼りに。
とにかく何でも自分で作ってしまう。
お金はほとんどいらないらしい。
DO IT YOURSELFの塊。
今生きている人類は、本来持ちうる能力の数%しか使えていない
なんて言われているけれど
猪谷六号雄の自然人っぷりを読んでいると、とても納得。
1能力を最大限まで研ぎすますスポーツ選手だってそう考えればそうか。
とにかく面白い。
止まりません。