友人のヘンリーを訪ねて北京へ行っておりました。
とにかく移動、とにかく食べる呑む、とにかくよく笑う。
そんな濃密な日々でした。ミラクルもたくさんありました。
初めて行ったのはたしかQUIKSILVERのお仕事。
DCの創始者、ダニー・ウェイが万里の長城を飛び越えるという企画。
今映像見てもとんでもないことしてる。
今アップされてる慶太くんの企画 “HOT CHOCOLATE-DIRECTED BY KEITA IZUKA”
https://www.nepenthes.co.jp/remix/keita_izuka/r3.htmlを思い出しました。
ちなみにこれと同じ方法でトライした中国のマウンテンバイクのチャンプは、
着地に失敗して首の骨を折り亡くなったらしい。。。
さて(笑)そんなこんなで2度目の北京。万里の長城とホテルを往復するぐらいしかできなかった
前回とは打って変わって、今回の旅はいろんな場所へ。
北京の何が素晴らしいかって、とにかくメシがうまい!ってこと。
とんでもない人口を抱える国。どこに行ってもメシ屋だらけ。そして24時間営業!
そして爆発的に安い!餃子25個ぐらい入りの皿が¥120とか、でっかい北京ビール¥80とか(お世話になっている瓶コーラと同じ値段!)タクシー初乗りが¥140とか大盛りジャージャー麺¥200か!
食べる食べる。とにかく食べる。
驚いたこと。
道を走っている二輪車事情。自転車は激減。その代わりにモペット?のようなペダル付きのバイク?が街を席巻中。それらはすべて電気!!エレクトリック!!とても静かなのです!日本で言う電動アシスト付きのそれとは比べ物にならないパワーとスピード。平気で二人乗り、クルマよりも早いスピードでぶんぶん飛ばしています。荷台を引いていたり、路地裏の露天商までエレクトリック!一般庶民レベルまでエレクトリックなバイクが行き渡っている様はすごいインパクトでした。クラクションを鳴らしまくり文化は変わらずでしたが。
北京の空気が以前よりもきれいになっているような気がしました。きっかけは北京オリンピックだとおもわれます。ヘンリーに聞いたところ、電気バイクはとても安いとのこと。本体価格は¥30,000しないのだとか。さらに地下鉄の建設がものすごいスピードで進んでおりみんな地下鉄を利用しているのだとか。
電気自動車などの実用化がまだプロジェクトレベルの日本や米国に比べて街に溢れる電気バイクのパンク修理屋や充電ステーションが混沌と庶民レベルで普及してる。それを素早く実行した中国の方がはるかに発展しているのを目の当たりにしたのでした。
そして798芸術地区。
国営工場であった巨大な倉庫や宿舎をアーティストに提供。アーティストたちの創作の場を与え、独自のカルチャー地区として発展しています。そんなヘンリーもここの巨大ギャラリーで作品を発表していました。その周辺にはファッション、インテリアなどのお店も集まっています。北京発のデザイナーたちのブランドだけを集めたセレクトショップ(レディス)も覗いてみましたが、かわいいものがたくさん。素材やカッティング含め、素晴らしいレベルの高さ。文化政策、産業政策、都市計画をクロスオーバーさせる。芸術文化が発展してきた世界の都市がもっている要素をきちんと取り入れているんです、北京は。
大きな美術館を建てるだけが文化施策じゃないですね。
カルチャーは人が生むんだな、ってことがよくわかります。
古に目を向けて。
天安門の北側に位置する紫禁城。城内の各建物は故宮博物館として展示室になっています。
GPSでの日本語音声ガイドを着けながら歩きましたが、広大。とにかく広大。とんでもなく広大です。
エンペラーがどれだけの力を持っていたのかをまざまざと感じ、中国の建築技術、培われた文化。
とにかくどこを見ても歩いても圧倒的。
世界のどこの国へ行っても存在するチャイナタウン。中国の人たちが生きる力、
それを抱えて育む中国という国の底力。地球イチです。これはね、かないません。
食べて呑んで食べて呑んで歩いて歩いて。たっぷり濃密なBEIJIN DAYS。
他にもおもしろいこといっぱいなのでまた書きます。