South Side:
20年来の友人との繋がりで、繋がったYZERRさん。
20歳になったばかりとは思えないような、落ち着き加減は話をしているとひしひしと伝わってきました。なんだか彼と、彼の仲間たちBADHOPの面々を一度撮影してみたいという衝動にかられ、お話を進められるか打診してみることに。
ちょうど良いタイミングで、リミックスのディレクションのオファーをいただき、いや、これはタイミングがやってきたのではなく、作ったのかと思うほど、気持ちも一緒にタイミングに乗った心地に。
どのように進めるのが良い絵を作れるのか、思案した結果、スタイリングは普段からメンバーの服装のコーディネイトなどもしているYZERRさんに頼んでみることにしました。彼は二つ返事でやってくれると言ってくれました。
9名分(当日は10名いましたが、、)のコーディネイト2着分、計18コーディネイトを半日がかりで一緒にしてくださいました。SSP、ネペンテス東京店、エンジニアードガーメンツのショップの方々も一緒に色々と試行錯誤し、半日はあっという間に過ぎていきました。
撮影日は、台風がやってくると言われていて、朝から雨マーク。晴れると信じて洋服をピックアップ、曇って雨が降っていた天気も、川崎に近づくにつれてなんだか青空が見えてきました。日頃の行いに感謝しながら、晴天の中、撮影スタート!19時半の恵比寿でのライブに間に合うために、撮影はジェットコースターのように一気に加速。半分撮り終わり、彼らのフッド、池上町へ。路地裏はくねりくねって、前は見えないけど、正面にいる彼等はまっすぐにこちらをみていました。声は出さないけど、伝わってくる言葉は、写真にも現れ、何か指示するようなこともなく撮影は気付いたら終わっていました。
撮りきった感を噛み締めるまでもなく、彼等はライブに向かい、僕と友人は返却に向けて洋服の整理をし始めました。慣れない洋服の整理、雨も降り始め、真っ暗闇の池上町。最後の1着をガーメントケースにしまい、汗だくの二人。自動販売機でソーダと缶コーヒーを買い、乾杯。
東京に戻り、恵比寿でのライブを観に行くつもりでしたが、もちろん間に合わず、二人で今度は、お酒を乾杯。
ネペンテスのリズムで彼らは彼らの韻を踏み、自由に着こなした服は川崎の街にすっとなじみ、集まってきたサイファーは円陣を組み、一つの形を形づくりました。
Bad Hop from Kawasaki South side.
https://www.nepenthes.co.jp/remix/KAWASAKI_SOUTH_SIDE/r38.html
Special Thanks to BadHop crew and Tadashi Sakairi.