
いつだって出かける時に必ず持つモノ。手持ちのバッグに入れることも案外無くて、洋服のどっかのポケットに入っているモノと言えば、パンツのお尻ポケットに " 財布 "、2つめがパンツに束でぶらさげてたりしたこともありますが、" カギ "。そして3つめが、" 携帯電話 " 。おそらくは男性ならばこの3つを日々身につけている人が多いのかと思います。
ちょうど今から9年前の昨日にあたる2月14日に札幌へと移住してきたのですが、そのちょっと前になってようやく携帯電話を持つことに。11年間住み慣れた東京と違い、北海道はまるで未開の地であり、知り合いなんかも全くをもって皆無な頃。北海道での責任者として、いや、社会人としても常識的に携帯電話すら持っていないなんて話にならなかったのも言うまでもありません。
もちろん、当時のまわりにいた人たちも、普通に携帯電話はすでに持っていましたし、以前からそれを持っていないことで少々不便な思いをしたことも何度かありましたが.....(苦笑)。

当時パソコンすら所有していなかった僕は、" メールを送る" という行為をすべて完全に携帯頼りにしてました。とても器用とは程遠い太い指を精一杯駆使しては、メールに電話にと四苦八苦しながらも、初めてのインターネットさながら、声を使うことの無い会話に一喜一憂したものです。そんなことも、今日と同じような雪の舞い散る2月の寒空の下だったのは、今もよく記憶しているところで。
あれから9年、携帯電話も4代目4機種目となった今や、すっかり日常に不可欠なモノとなりました。
だいたいは日々日常のクセで、パンツの右ポケットにいつも携帯を収納していることがほとんどでしょうか、やはりバイブ機能などが一番すぐにわかりやすいということで。
そんな中、しばし起こってしまってはその都度恥ずかしい思いをしているのが、知らぬ間に誰かに電話が掛かってしまっていること、もう5.6人ほどはやってしまいましたが.....(苦笑)。自分の電話帳に入っているアドレス、そんなに多くないとはいえ、決して日々近しくやりとりしている人ばかりではありませんからね。掛かってしまった相手方から直ぐに折り返しがあったならば、すぐに" すみません、間違い電話でした ! " って言えるものの、なければないで罪悪感に苛まれたまま過ごしたこともしばしあったりで.....。ちゃんとロックも掛けていたつもりでも掛かっていなかったには違いないのですがね。

財布やカギは落としたことは無いけれど、それにしても携帯電話だけは....。一昨年かの東京出張の際の帰路のこと、とっさにポケットに携帯が無いことに気付きます。やはり右ポケットに入れていたのですが、落としたとすれば移動中のそのポイントしか思いつかなかったので、札幌に戻ってから確信を持って鉄道会社に問い合わせてみたところ、移動手段のモノレールの座席の背もたれとシートの間に見事にピッタリ挟まっていたことがありました。ちなみに電源はマナーモードでなく、オフにしていたのでこれはもう奇跡的な生還でしたかと!
そして今回は二度目、またしてもやらかしてしまいました.....。これまた先日東京でのこと、しかし今回は深夜のタクシーにて。残念ながらタクシー会社も車の色すら記憶にありません、すっかり気持ち良くなったうえしっかり千鳥足でしたから(笑)。気付いたのはホテルの部屋に入って間もなくで、財布はOK、カギもOK、あれっ、携帯は....?すぐに部屋を飛び出し、ホテルの前のタクシー降り場にダッシュ。すぐに真横の公衆電話から掛けるしか思いつかず、何度もひたすら電話番号を打ち続けるのでした。あきらめきれず翌朝も電話ボックスのハシゴをしてはひたすら.....。間違いなく電源は入っているはずなのに、掛けども掛けども電波は一向に繋がらずでしたが。

携帯電話にすっかり依存しがちな今や、まずは公衆電話を使うこともめっきり無くなりました。半ばあきらめながらも交番に落とし物届けをしたので、無事保険適用にて同じ電話が届いたのは落としてからわずか2日後のことでした。落としたのは実に災難でありましたが、その間1日は全く携帯なんて気にならない(気にしようがない)不思議と昔に戻ったようなひとときでありました。電話もメールも一切気にならないし気にしない、まるで10年以上前に戻ったような気分、そんなことを感じたのも携帯様々だったわけで。
右ポケットには細心の注意を、たとえ浅かろうが深かろうが。この際全部のパンツの右ポケット、ジップ仕様にしますかね、或いは笑われたって首からぶら下げておきますかね.....(笑)。
もう何があっても落としません!
今週は " W "。
今から20年以上も前の白熱のライブは何とここ札幌。今なお衰えぬギタープレイも健在、チャック・ベリーのカバー、ストーンズもいいけどやっぱりコレでしょう。
永岡 要 KANAME NAGAOKA
「SOUTH2 WEST8」ディレクター。1969年生まれ。
NEPENTHESのストアマネージャーとして東京で11年勤務。
2003年より札幌に移住。