日々murmur

by A.D.O

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2020.04.01

#88

朝起きてリビングへ向かい、カーテンを開ける。
窓の外をしばし眺めて太陽の光で部屋を満たす。
キャットタワーの一番上からこっちを見てる愛猫に挨拶して
こっちに降りてくるだろうから朝ゴハンを入れておく。
洗面所に行って歯を磨きながら風呂を洗って湯を入れる。
台所のヤカンに水を注ぎ、火にかける。
換気扇の下で、今日1本目のタバコに火をつける。
白湯をふうふう啜りながら(朝は白湯を飲むよ、って周囲に話すと
いつも笑われるんだけど体温上がるし内臓調子いいし
これほんとにおすすめなんだけどな)タバコをふかす(これはダメなのは分かってます、、)。
メール、ライン、スラック、SNS、ニュースアプリを眺めて
2本目のタバコを吸ってる間にお風呂が沸いたよ、の音が鳴る。
1日の始まりはこんな感じだ。

ここから先の日常は、日本は、世界は一変してしまった。
晴れていても曇っていても、冬が終わって春が訪れても
鈍くて重い、淀んだ、割と高めな数値の気圧の中を
動いているような感じ。

批判を覚悟して言うなれば
僕たち人類は、試されていると思う。地球に。
我がもの顔で地球に君臨してきた人類が
自然界から怒られているような気がする。
共存、共生を選ばず、破壊と建築を繰り返してきた人類は
大きな試練を地球から、宇宙から与えられていると思う。

仕事、生活。困ったことが日々噴出する。
恐れ、怒り、批判に非難。いろんな声が入ってくる。
シャットダウンはだめ。それは思考を止めているのと同じ。
あらゆる情報を活字でも音声でも摂取して、真偽を含めて選び取る。
鈍くて重くなる気圧という日常の中でも
思考だけは止めてはいけない。
鈍くて重くなる気圧という日常の中に
自分なりの思考・行動原理を築くことがとても大切だと思う。

いくつかここに、いま現在僕の思考・行動原理の元になっている
情報を掲載しておきます。
思考を止めず、未来を創造することを止めないために。

▶︎そもそも「新型コロナウィルス」ってなに? が
 明快に理解できる。「インフォデミック」に惑わされない、そこに
 参加しない自分であれ。

▶︎自然には目に見えるものと見えないものがある。
 ウィルスも自然のもの。多種多様な生物が暮らす地球で
 人類が、自身を守るために必要なことは「免疫力」。
 東洋医学と西洋医学、手洗いうがいについて。
 (やっぱり手洗いうがいの数は増えたんだけど、、)
https://blog.goo.ne.jp/1shig/e/a302076efea993c5f636033de61c00bc

▶︎日本人、アメリカ人、イギリス人、中国人、韓国人、台湾人...
 地球から突きつけられたこの難問に立ち向かうとき
 人類が決めた「国」と言う単位はなに?
 自分たちさえ良ければ、の利己主義を取っ払う時はいま。
http://web.kawade.co.jp/bungei/3455/

▶︎僕らがコロナ前まで生きてきた世界は一変してしまった。
 コロナと共に? コロナの後に? 僕らが見つめて踏み出すこれからを
 真剣に考えている。
https://newspicks.com/live-movie/638/

冷静であろうとつとめてるんだけど
やっぱり大好きな人たちとハグして握手したい。
大好きなお店でゲラゲラ笑って幸せだなあ、美味しいなあって
酔っ払って天井を眺めたい。
小さなカウンターで隣り合っていろんな話をしたい。
空気を震わせて耳に直接届く音楽が聴けるハコの中に身を置いて
言葉にならない思いを抱えて帰路につきたい。
今日やってる展示や映画をチェックして支度して街へ出たい。

コントロールするのはウィルスじゃない、僕らひとりひとりだ。

亜童 A.D.O

亜童 A.D.O

フリーランスの編集者、ライター、ディレクターとして雑誌やWEB、広告、映像のディレクションをつとめる。昨年、自身のクリエイティブ・カンパニー「E inc.」を設立。新たなコミュニケーションを模索中。人生一度きり、の思いを掲げ、自らのお尻を叩きながら前へ前へ。鹿児島出身、目黒区在住。

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